ダイコク、ダルマ、オオジコウ

    ムレオオフウセンタケ。このキノコを初めてアップした時に「富士山では出会えないメジャーなキノコ」の一つとして取り上げたが、富士山で出会ってしまった。若いミズナラと赤松の混生林にて。その名に「ムレ=群れ」というワードが入っているが、一本だけでのお目見えだった。ローカル名(通称)にダイコク、ダルマ、オオジコウなどがある。充実度、重量感、ともにトップクラスの菌だ。


    2017/10/3 (富士山)


    ※幼菌ではカサの裏の膜が目立つ存在

    森のミカン

    和名としてはかなりの珍名になると思う、ハナビラダクリオキン。「ダクリオ」は学名のDacrymyces chrysospermusからそのまま持ってきた名前だとは思うが、語尾が「タケ」ではなく「キン」と呼ばれているのもレアケースか。針葉樹の倒木などに発生する。その鮮やかなオレンジ色とツブツブな様子は缶詰のミカンを思い起こさせる。


    2017/9/25 (富士山)


    2017/9/25 (富士山)

    確かに大きいオオモミタケ

    自分は、なかなかこの菌に出会えないでいた。オオモミタケの開いた個体。以前、幼菌を見つけて以来のことだ。一度発生してから乾燥したのであろう。柄の中は虫食いだらけでスが入っていた。周囲はコメツガの多い森だったので、一瞬マツタケか?と思ったが、コメツガの合間に生えているシラビソとの共生であろう。次は、完全に開ききった、もっと大きなオオモミタケを拝みたいものだ。


    2017/9/25 (富士山)


    2017/9/25 (富士山)

    まだまだ大きくなるはずの仁王様

    出会えました、ニオウシメジ。去年の9月、都内のとある場所で、もう古くてバサバサになっていた大きなキノコを見かけ、これはニオウシメジに違いないと目をつけていたのだが、この大きさ、色形、株立ちの具合、間違いないだろう。個体は若く、まだまだ大きくなりそう。出たばかりの幼菌の株もあった。1本だけ採ってきてソテーにして食べてみたところ、柄の部分はエリンギなみの歯ごたえがあり、全体にシメジらしい旨味があって美味しい。もともと南方系のキノコらしいが、温暖化が進むとあちこちで見られるようになるのだろうか。
    ニオウシメジは見つかると「町のニュース」になることも多く、荒らされたり囲われたりしてしまいがちだが、この場所はまだ人知れずに観察できそうなので、随時、チェックしてみようと思う。ただし、誰かに持ち去られたり、子どもたちに蹴散らされたりしなければの話だが。


    2017/8/21 (東京都)


    2017/8/21 (東京都)


    ※根元にはまだ微少な幼菌の株も


    ※ヒダは湾性でこんな感じ


    ※とりあえず大きさ比較も

    けぼけぼ状の白い菌

    先端が「トサカ状」に細かく枝分かれしている。カレエダタケ。先端か枝分かれしないカレエダタケモドキもあるらしい。この菌も食べられるらしいが、処理がめんどくさそうだ。


    2017/8/19 (東京都)


    2017/8/19 (東京都)

    公園にもよく生えてるイグチ

    このキレイなひび割れはコウジタケでしょう。都内の公園などでもごく普通に見られるし、カサ裏のスポンジの目も粗く柄も堅そうなので食欲がわかないが、そこそこの味わいだそうである。甘い麹の匂いがすると言われる。嗅いでみたが、そう言われてみればそんな気もする、といった具合であった。


    2017/8/19 (東京都)


    2017/8/19 (東京都)


    ※押してみるとすぐに青変した

    マイタケとは言うものの

    ツガマイタケ。ツガやカラマツの木に生える。まだキノコの姿がほとんど見られない時期に、あちこちのカラマツの木からキレイな白色を放っていた。堅いというよりも、弾力があって強靱。生のまま囓ってみると少し苦みがある。食不適。サルノコシカケ科の多孔菌だ。


    2017/7/27 (富士山)


    2017/7/27 (富士山)

    今シーズンは縁起がいいのか?

    マンネンタケの幼菌が小群生を作っていた。以前にも、伐採され転がされていた木から出ていた幼菌を見たことがあったが、数週間後には持ち去られていた。今回の個体は切り株から出ていたので、さすがに切り株を引っこ抜くわけにもいくまいが、キノコの部分だけを折って持っていかれやしないか心配だ。幼菌の時のこの色合いは独特で、美しい。


    2017/7/6 (東京都)


    2017/7/6 (東京都)


    2017/7/6 (東京都) ※カサができる前の幼菌


    2017/7/6 (東京都)
    Eat-a Fungi.
    東京在住。キノコ中級者。いちばん好きなキノコはチャナメツムタケ。自由業。

    Eat-a Fungi

    Calendar
    09 | 2017/10 | 11
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 31 - - - -
    New!
    Monthly Archives
    All Logs List

    >See all logs' list

    Coments
    Trackbacks
    Search
    Recomended Books
    Weather
    Link
    Fungi Index
    アイタケ    アイシメジ アオイヌシメジ アカアザタケ アカチシオタケ アカツムタケ アカハツ    アカモミタケ アカヤマタケ  アカヤマドリ アケボノサクラシメジ アシグロタケ アミガサタケ  アミタケ アミハナイグチ アメリカウラベニイロガワリ アラゲキクラゲ アンズタケ イッポンシメジ イボテングタケ ウスキテングタケ   ウスキモリノカサ ウスタケ    ウスヒラタケ ウツロベニハナイグチ  ウラグロニガイグチ ウラベニガサ  ウラベニホテイシメジ エセオリミキ  エゾハリタケ エノキタケ   オウギタケ オオイチョウタケ オオウスムラサキフウセンタケ オオキツネタケ オオキノボリイグチ オオゴムタケ オオシャグマタケ オオツガタケ  オオツガタケ オオミノイタチハリタケ  オオムラサキフウセンタケ オオモミタケ  オキナクサハツ オシロイシメジ オニイグチ オニウスタケ  オニタケ カキシメジ   カクミノシメジ カニノツメ   カノシタ カベンタケ   カヤタケ カラカサタケ  カラマツチチタケ カラマツベニハナイグチ カワラタケ カワリハツ   カンゾウタケ キアブラシメジ キイボカサタケ キアミアシイグチ キクラゲ キコガサタケ  キサケツバタケ キサマツモドキ キシメジ キタマゴタケ  キチチタケ キチャワンタケ キナメツムタケ キヌガサタケ  キヌメリガサ キノボリイグチ キハツタケ キヒダタケ   キララタケ キンチャワンタケ クサウラベニタケ クサハツモドキ クチキトサカタケ クチベニタケ  クリイロイグチ クリイロチャワンタケ   クリタケ クリフウセンタケ クロカワ クロチチタケ  クロノボリリュウ クロホコリタケ クロラッパタケ ケショウハツ  ケロウジ コウタケ    コガネタケ コガネヤマドリ  コキララタケ コクリノカサ  コスリコギタケ コテングタケモドキ  コビチャニガイグチ サクラシメジ  サクラタケ サケツバタケ ザラエノハラタケ サンコタケ   サンゴハリタケ シイタケ    シシタケ シモフリシメジ ジャガイモタケ シャカシメジ  シャグマアミガサタケ ショウゲンジ  ショウロ シラウオタケ  シロオニタケ シロキクラゲ  シロケシメジモドキ シロシメジ   シロナメツムタケ シロヌメリイグチ   シロヤマイグチ シワチャヤマイグチ   スギタケ スギヒラタケ  ズキンタケ スッポンタケ  センボンイチメガサ タヌキノチャブクロ   タマキクラゲ タマゴタケ   タマシロオニタケ チシオタケ   チチタケ チャナメツムタケ ツエタケ ツガタケ    ツキヨタケ ツチグリ    ツバアブラシメジ ツバキキンカクチャワンタケ  ツバササクレシメシ ツバフウセンタケ    ツルタケ テングツルタケ  トキイロラッパタケ ドクササコ   ドクツルタケ ドクベニタケ  ドクヤマドリ ナカグロモリノカサ   ナメコ ナラタケ   ナラタケモドキ ニオイコベニタケ   ニオイハリタケモドキ ニオイワチチタケニガクリタケ ニガクリタケモドキ   ニカワツノタケ ニカワハリタケ ニシキタケ ニセアシベニイグチ  ニワタケ ヌメリアカチチタケ   ヌメリイグチ ヌメリササタケ ヌメリスギタケ ヌメリツバタケモドキ  ネズミシメジ ノウタケ    ノボリリュウタケ ハタケチャダイゴケ  ハツタケ ハナイグチ   ハナオチバタケ ハナガサイグチ ハナビラタケ ハナビラニカワタケ   バライロウラベニイロガワリ ハルシメジ   ハンノキイグチ ヒグマアミガサタケ   ヒトクチタケ ヒナツチガキ  ヒビワレシロハツ ヒメカバイロタケ   ヒメキクラゲ ヒメサクラシメジ   ヒメスッポンタケ ヒメベニテングタケ   ヒラタケ ヒロハチチタケ フキサクラシメジ フサクギタケ  フサタケ フサヒメホウキタケ   フチドリツエタケ ブナシメジ   ブドウニガイグチ ブナハリタケ  ベニテングタケ ベニハナイグチ ベニヤマタケ ヘラタケ    ホウキタケ ホオベニシロアシイグチ  ホコリタケ ホテイシメジ  ホテイタケ ホンシメジ   マイタケ マクキヌガサタケ    マスタケ マツオウジ   マツタケ マツタケモドキ マメザヤタケ マンネンタケ   ミイノモミウラモドキ ミキイロウスタケ    ミドリニガイグチ ミネシメジ   ミヤマタマゴタケ ムカシオオミダレタケ   ムキタケ ムラサキアブラシメジモドキ ムラサキシメジ ムラサキヤマドリタケ  ムレオオフウセンタケ モエギタケ   モミジタケ ヤギタケ    ヤマイグチ ヤマドリタケ  ヤマドリタケモドキ ヤマブシタケ  ルリハツタケ ロクショウグサレキン  ワタカラカサタケ

    *このブログ中でのキノコの同定には間違いがある可能性もあります。天然キノコを食される場合にはご自身の責任においてご判断ください。 *福島第一原子力発電所事故の影響により富士山をはじめとする各地で天然キノコの採取に対する自粛の要請が自治体から出されています。このサイトは皆さまに各地での天然キノコ採取を薦める主旨のものではありません。くれぐれも、各自、自己責任でのご判断を願います。