11月のマツタケ

    普通のシーズンでも11月になれば「もうマツタケも終わりか・・・」と、ターゲットを晩秋のキノコへと変えるものだ。今年は記録的な長雨やその後の暑さつづきなどで不作気味だったからか、マツタケが期待できる赤松林の周辺にはキノコ採りと思われる人のクルマもあまり見られなかった。スポーツの勝負では「執念の強い者が最後には勝つ」などと言われるが、キノコもおなじか。先月末の雨を受けて出たばかりと思われるマツタケが2本。ありがたくいただいた。


    2016/11/1 (富士山)


    2016/11/1 (富士山) ※枯れ枝に挟まっての発生

    屈曲マツタケ

    今シーズンは、記録的な長雨やその後の暑さつづきなど天候がイレギュラーで、キノコたちもいつ姿を現してよいものやら戸惑っているに違いない。通常ならば10月に入ると赤松林でボコボコと姿を現す王様たちも今年はここまで見れずにいたのだが、寒さも進みもうシーズン終了かという最後の最後に、なんとか2本ほどの赤松マツタケを拝むことができた。その1本が、この個体だ。溶岩の小さな洞の中で出る方向を迷いながら伸びてゆき、やっとのことで落ち着いてカサを開くポジションを確保できたのだろう。


    2016/10/22 (富士山)

    2016年の第1号

    夏キノコの様子を見に御山に出かけたのだが、ツガもあまり生えていないまったく予想もしてない場所で今年初めてのマツタケに出会ってしまった。早めの時期に出ているマツタケにありがちなのだが、中身は虫に食われた後でスカスカぎみの個体だった。一度発生した後に「乾燥」の時期があり、そこで虫が入ってしまうのだろうか。最近の雨のためか虫はほとんど外に出てしまっていたようで、さらにマツタケ臭も弱い気がした。さて、今年のマツタケは豊作だろうか?


    2016/8/18 (富士山)

    今シーズンのアカマツ林のマツタケ

    今シーズン、御山では、8月中からツガマツタケが大豊作だったようだ。気温が早めに低下して、人によっては「2週間前倒し」と言っている人もあった。確かに、自分が数回入ったコメツガ林では、いつもなら見かけないような場所でもマツタケに出会うことができたという印象がある。
    さて、10月も近づいて、メインステージはアカマツ林に移るわけだが、2年前の大豊作時に比べると「ごくフツウ」という印象だ。ここから半月ほどで、どのように推移するかはわからないが、ここのところの気温の乱高下のせいか、ブナ林などでは冬キノコのエノキタケまで姿を現していたのが気になるところではある。


    2015/9/30 (富士山) ※掘り出してみたら全長25cmの大物だった


    2015/9/27 (富士山)

    色白のツガマツタケ

    ツガ林にでるマツタケはアカマツ林のそれよりも色が白いと言われる。大雨の森の中で出会ったマツタケの兄弟は、雨で鱗片が流され気味で、さらにその白さが際立っていた。地の「肉」自体は赤松マツタケでも白いわけで、結局は鱗片の付き具合?によってその色味が変異を見せるということなのであろうか。その生物学的な意味は?地表に落ちた松葉に紛れるためのカモフラージュだろうか。


    2015/ 9/17 (富士山)

    MM兄弟

    スバルラインのマイカー規制解除後最初の週末、5合目あたりは大渋滞。道路脇にクルマを止めるのもままならず、やむなくかなり標高の低いところまで退散。その標高では時期的にはまだ早いかなと思いつつもマツタケの可能性を捨てずにコメツガ林に向かってみると、2本の兄弟が出迎えてくれた。広大なエリアの中でこのピンポイントに脚を向かわせてくれたのは山の神か。森の中でのマツタケとの遭遇は、まさに「出会い」と言うべき幸運だ。


    2015/9/5 (富士山)

    2015年のM1

    今シーズン第1号のマツタケは、開いたばかりの良型のツガマツタケ。・・・だったのだが、残念ながら柄の中は虫食い跡だらけだった。発生してからしばらく時間が経っていたのだろう。ただし、ここ数日の降雨のせいか虫どもはすべて外に逃げ出し、もぬけの殻状態だった。念のため身を細かく裂いてから軽く茹でこぼし、キッチンペーパーで濾したゆで汁とともにご飯に炊き込んで、ひと足お先の旬の味をありがたく噛みしめた。


    2015/8/27 (富士山)


    ※抜いた後の全体像
    Eat-a Fungi.
    東京在住。キノコ中級者。いちばん好きなキノコはチャナメツムタケ。自由業。

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    *このブログ中でのキノコの同定には間違いがある可能性もあります。天然キノコを食される場合にはご自身の責任においてご判断ください。 *福島第一原子力発電所事故の影響により富士山をはじめとする各地で天然キノコの採取に対する自粛の要請が自治体から出されています。このサイトは皆さまに各地での天然キノコ採取を薦める主旨のものではありません。くれぐれも、各自、自己責任でのご判断を願います。