富士山のコウタケBEYOND

    前回に続いて、また富士山でコウタケに遭遇したのでアップ。わずかな広葉樹が混じっているアカマツ林の中で。溶岩地だからか、柄の部分が長めだ。前回のコウタケは見た目の美しさと違い、腐り気味だったのか腐敗臭が混ざっていた。今回の個体は見た目の不格好さとは裏腹に、コウタケの典型的なよい香りがしている。富士山でコウタケが頻繁に見られるようになったのは、温暖化など地球環境の変化と関係あるのだろうか?などと気になってしまった。


    2016/10/8 (富士山) ※不格好ではあるが・・・


    ※柄が長めだ


    ※貫通している陥没の様子

    富士山のコウタケ

    (自分の入っている範囲の)富士山では、コウタケにはなかなかお目にかかれない。この写真の個体は、マツタケも出る赤松と広葉樹の混生林で見かけたもの。このポイントには何年も通っているが、ここでコウタケを見たのは初めてだ。コウタケではなくシシタケではないか?という疑念を晴らすべく家に持ち帰ってから真っ二つに切ってみたが、柄の陥没が見事に最下部まで貫いていた。(これで本当に疑念は晴れてますか?)


    2016/9/28 (富士山)


    ※根元までの窪みがわかる断面

    これぞ鎧のようなコウタケ

    やっと出会えた、荒々しく典型的なコウタケ。確かに、落葉で埋めつくされた山肌の中からこの色味を見つけ出すのは難しいかも知れない。しかし、この荒々しい鱗片による模様は、色の紛らわしさを超えて、視力のいい自分の眼にクッキリと飛び込んできた。
    合計10コほどの個体を見つけることができたが、まだ若い個体であってもちゃんと醤油臭がしていた。さすが、コウタケである。それにしても、この見映え、カッコイイなあ。


    2011/10/20 (山梨県)


    2011/10/20 (山梨県)

    富士山で初コウタケ

    富士山でシシタケは見たことがあるが、コウタケは見たことがなかった。周りの人に聞いても、富士山でコウタケを見たことはないと言う人が多い。
    マツタケをターゲットにして雨のアカマツ林を歩いていると、コウタケのカサの表面に見られるような鱗片が溶岩の隙間から姿を見せていた。富士山にコウタケは生えないものと思い込んでいたのと、場所が針葉樹林だったこともあり、当然、そのキノコもシシタケだろうと思った。しかし、近づいてみると、以前、富士山の針葉樹林の中で見つけたシシタケのそれよりも荒々しく大きな鱗片であり、周りに落ちている葉っぱが広葉樹の葉であるのに気づいて、あれ?と。周りの木々を見回すと、ミズナラの若い木が林立している。いつの間にかアカマツ林と隣接する広葉樹林に踏み入っていたようだ。
    これは、もしかして真正のコウタケか?と思い鼻を近づけてみたが、雨に濡れて湿っていたからか、あまり匂いが感じられない。とりあえず採取してみようと溶岩の隙間からエイッと引き抜くと、バラバラに裂けてしまった。下段の写真がその時の様子だが、よく見ると、コウタケの特徴である「窪み」がちゃんと柄の根元まで及んでいる。もう、これは間違いないだろう。富士山で初めて見つけた、真正のコウタケだ。
    家への帰り道、クルマの中で乾燥しはじめたそのキノコは、あの独特の「醤油臭」を放ちはじめ、家の中で乾燥カゴに入れてぶら下げられてる現在は、家中にものすごい芳香を放ちまくっている。


    2011/10/5 (富士山)


    2011/10/5 (富士山)

    コウタケ滑り込み

    今シーズン、出会いたいと思っていた菌の一つにコウタケがあった。でも、コウタケが出ると言われている広葉樹の山に何度か通ってはみたのだが、スカ続き。山の中では、もう季節が冬に移行しつつあり、これは来シーズンに持ち越しかと諦め気味だった。しかし、なんとなく気になって、もう一度だけその山を覗いてみたところ、やっとのことで出会うことができた。滑り込みセーフだったようだ。
    コウタケが出ると言われている山にコウタケを探しに行っているので、これがコウタケだと同定できたが、いきなりこの個体に出会ったとしたら、しばらくは何のキノコだかわからなかったかも知れない。先週から火曜日の朝まで降り続いていた雨で鱗片が流されたのか、カサの表面がツルッとしていて、全体の形も複雑に屈曲しているなんとも不細工なコウタケだ。しかし、「醤油のような」と言われる香りをすでに放っており、裏面は剛毛と言えるような長い針をフサフサと生やしていた。以前、富士山で見つけたシシタケよりも、格段に香りが濃厚だ。鎧のような立派なコウタケの写真をアップするイメージでいたので、少し拍子抜けの感もあるが、それは来シーズンに期待することにしよう。
    「香りを強くするなら乾燥させて、歯ごたえを活かすならフレッシュで」と、どこかに書いてあったが、とりあえずその間を狙い、茹でてアク抜きしたあと、一日ほどザルに上げておいてからコウタケご飯を作ってみる予定だ。


    2010/11/3 (山梨県)


    2010/11/3 (山梨県) ※全体が屈曲していて、陥没の状態がよくわからない。


    カサの裏の針は、かなり長めだ。
    Eat-a Fungi.
    東京在住。キノコ中級者。いちばん好きなキノコはチャナメツムタケ。自由業。

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    *このブログ中でのキノコの同定には間違いがある可能性もあります。天然キノコを食される場合にはご自身の責任においてご判断ください。 *福島第一原子力発電所事故の影響により富士山をはじめとする各地で天然キノコの採取に対する自粛の要請が自治体から出されています。このサイトは皆さまに各地での天然キノコ採取を薦める主旨のものではありません。くれぐれも、各自、自己責任でのご判断を願います。