今度こそは出汁を取ろう

    以前にも出汁を取るために乾燥させてみたが、結局は使わずに破棄してしまったアシグロタケ。今回、広葉樹の山の中でかなりの群生に出会ったが、これは「もう一度トライしてみろ」というメッセージだと判断して、20枚ほどの個体を持ち帰った。今、部屋の中でかなり強烈な香りをまき散らしている。


    2013/10/12 (山梨県)


    2013/10/12 (山梨県)

    ヒラタケのような色ツヤの・・・

    倒木から生えている大型のキノコ。灰褐色でツヤのある表面、そして縁が内側に巻き気味のカサ。これを見るとまるでヒラタケのようであるが、カサの裏側を見てみるとヒダがない。触れてみれば薄い皮のようで硬い。すぐ近くの倒木には、赤茶褐色でカサの縁が波打つ多孔質のキノコが生えていた・・・典型的なアシグロタケである。
    この写真の菌も、どうやらアシグロタケらしい。確かに根元は黒くなっている。白っぽい色への変異が見られるアシグロタケは富士山の標高の高いところでよく目撃するのだが(サイズ、群生の具合、柄の短さなどからして決してキアシグロタケではないはず)、こんな色の変異もあるようだ。


    2013/9/28 (富士山)


    ※まるでヒラタケのようなカサの色ツヤ


    ※ヒダはなく多孔質。足もとが黒くなっている

    ダシ用キノコ

    アシグロタケである。ダシ用のキノコとして有名。風味はいいが硬くて食べられない、ということらしい。いつも、このキノコを集めて乾燥保存してダシに使ってみようとは思っているのだが、山に入ると他の食用キノコを採ることに気を取られていまだに実現できていない。今回、ひび割れはあるものの状態の良い個体があったので、持って帰ってきた。遠くからでも目立つ、非常にキレイな赤茶色をしている。乾燥したものを水に戻せば、昆布にも似た上品な和風ダシが取れるそうである。ちなみに、アップした写真の苔の下は地面か岩石のようにも見えるが、もちろん倒木である。


    2012/9/29 (山梨県)


    2012/9/29 (山梨県)

    「納籠」と書いて「ノウカゴ」?

    下界ではいくらかのお湿りが続いたあとだったので、「山」を覗きに行ってみた。標高1100~1400mあたり。早朝、幹線道路も、川の上に架かる橋などは凍結しているところが多く、標準の装備での遠出はそろそろ心許ない。山の中は、日が当たる前の斜面は一面が霜で白くなっており、また、標高を上げるにつれてうっすらと雪が積もっている。下界で雨が降れば、こちらは降雪ということだろう。いつもなら2~3mほどで済む滑落も、5~6mに距離が伸びる。おかげでズボンの尻の部分は、水に浸けたようにビチャビチャになってしまった。
    倒木にキレイな茶色のキノコが連なっていたのでシイタケかと思って近づいてみると、どうやらアシグロタケのようだった。もともと硬いキノコだが、それがさらにカチカチに凍っている。山の上に茂っていた笹藪の中を、何かの獣が疾走していった。「もうこれ以上近づくな」と言われた気がして、斜面を降りた。
    今シーズンは、これで納籠。街中の公園や里山などを散策することはあるだろうが、雪が溶け始める来年の3月末頃までは、「山」でのキノコ採りはひと休みだ。気合いを入れて臨んだ今年は、いろいろと充実したシーズンだった。さて来シーズンは、どんな展開が待ち受けているだろうか。


    2010/11/19 (山梨県) ※肉厚だったが、たぶんアシグロタケ
    Eat-a Fungi.
    東京在住。キノコ中級者。いちばん好きなキノコはチャナメツムタケ。自由業。

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    *このブログ中でのキノコの同定には間違いがある可能性もあります。天然キノコを食される場合にはご自身の責任においてご判断ください。 *福島第一原子力発電所事故の影響により富士山をはじめとする各地で天然キノコの採取に対する自粛の要請が自治体から出されています。このサイトは皆さまに各地での天然キノコ採取を薦める主旨のものではありません。くれぐれも、各自、自己責任でのご判断を願います。