独特のジャキジャキ感

    台風一過。広葉樹の山の中にウラベニホテイシメジがわんさかと出ていた。ただし、弱々しいクサウラベニタケもおなじ環境に出ていたようなので要注意だ。臆病な自分は、「指で押したような斑紋」を確認しない限りは手を出さないようにしている。
    食菌としてのウラベニホテイシメジと言えば、苦みと歯触りの良さということになろうか。歯触り/歯ごたえの良いキノコはたくさんあるが、ウラベニホテイシメジの場合は字で書くなら「ジャキッ」と表したくなるような少し粗めの繊維からくる歯触りが独特だ。


    2015/9/11 (山梨県)


    2015/9/11 (山梨県)


    2015/9/11 (山梨県)

    乾燥してもかすり模様は残っている

    先日アップしたばかりのウラベニホテイシメジ。先日とは違う広葉樹の山にて。
    かなり乾燥気味でキノコの特徴が分かりにくくなっていたので、ウラベニ初心者としては「指で押したような斑紋」を探すのに苦労した。先日出会ったウラベニホテイシメジは、降雨直後だったからか、硬いと言われる柄も「ソフト」な感触であったが、ここにアップした個体の柄はかなり硬く、カッチカチという形容が相応しい状態であった。このキノコの特徴の一つであるカサの「かすり模様」は、乾燥してもシッカリと残っている。
    今シーズンは、あちこちでクサウラベニタケが大発生しているため、いつにも増してウラベニホテイシメジと誤認した中毒が増えているそうである。


    2013/10/8 (山梨県)


    2013/10/8 (山梨県)


    2013/10/8 (山梨県) ※ひび割れるほどに乾燥気味だが、わずかに「斑紋」が確認できる

    なかなか出会えなかったメジャー菌

    富士山あたりではあまり見かけないメジャー菌の一つ、ウラベニホテイシメジマイタケを採りに行った山でやっとキレイな個体に出会えたので、久々に記事をアップしときます。
    毒菌と間違いやすい食菌としてよく取り上げられるので、雑木林系の山ではフツウに見られるキノコなのだろう。このキノコの比較相手は同属の毒菌クサウラベニタケイッポンシメジだ。はじめてキレイな個体を見ての印象は、毒菌2種とはその「風格」が違うというところ。傘の厚み、柄の太さが堂々としている。カサ表面に現れる斑紋を必要条件としておけば毒菌とは間違わないのだろうが、つい欲をかくと、いいように判断してしまうのだろうか。
    「聞いていた話」と違う印象だったのは、柄の中実の具合だ。マツタケのように密度の高いカッチカチの柄なのかと思いきや、指でつまむと弾力があって「ソフト」な印象。柄を地中から抜いた際に途中から折れてしまったのだが、その切断面で柄は縦方向に裂けて、その先がクルリと反り返った。断面を見るとタテ方向の繊維が寄せ集まってできているのが目視できる。
    ソテーして食べてみたのだが、この繊維質は歯ごたえにも現れて、そのシャキシャキ感は「山芋のタテ方向の繊維感」が一番近いと思った。繊維の集まっている構造で例えるならば「裂けるチーズ」や「カニかま」のアレだ。よく言われる「苦み」については、茹でこぼした上でのソテーでは、食している最後の方にほのかに感じる程度だった。「旨みの少ない歯ごたえキノコ」という意味ではオオモミタケと同じカテゴリーだが、食材としてはウラベニホテイシメジに軍配が上がるだろう。


    2013/9/13 (山梨県) ※カサの表面に指で押したような斑紋が見えている


    2013/9/13 (山梨県) ※柄はタテに裂けやすい印象だ


    ※肉色で湾生しているヒダ
    Eat-a Fungi.
    東京在住。キノコ中級者。いちばん好きなキノコはチャナメツムタケ。自由業。

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    *このブログ中でのキノコの同定には間違いがある可能性もあります。天然キノコを食される場合にはご自身の責任においてご判断ください。 *福島第一原子力発電所事故の影響により富士山をはじめとする各地で天然キノコの採取に対する自粛の要請が自治体から出されています。このサイトは皆さまに各地での天然キノコ採取を薦める主旨のものではありません。くれぐれも、各自、自己責任でのご判断を願います。