潮干狩りのシーズンはショウロのシーズン

    潮干狩りのシーズンが訪れると、このキノコを思い出す。日本では平安時代から尊ばれてきたキノコ、ショウロだ。春と秋に、海岸のクロマツ林の地表などに姿を現す。4~5月に、防砂林が植えられている海岸近くで潮干狩りをする時には、林の砂地も気をつけて見てみるといい。キノコと言ってもジャガイモのような形をしていて、地表に現れていても一般の人に気づかれることはなさそうだ。
    割ってみて中身が白い状態のものは、「米ショウロ」と言って食べられる。食感はジャキッとした歯触りで、噛むと奥に感じられる味は「上品なシイタケ」。爽やかな心地よい香りがする。アサリとショウロのお吸い物は、まさに今の季節の旬の味わいだ。


    2011/4/20 (神奈川県)


    2011/4/20 (神奈川県) ※掘り出したショウロたち


    白い「米ショウロ」と黒い「麦ショウロ

    栽培キノコ3種

    冬の時期、山に入れずにいた間、いくつかのキノコを栽培してみた。正確に言うなれば、「勝手に育った」なのだが・・・。
    ヒラタケ科ヒラタケ属のエリンギは日本には自生していない。どんな状態で生えるのだろうかと思い、おが屑栽培のキットを昨年末に買ってみた。栽培を始めるには、おが屑の固まりを水に浸けたり何やかやとしなければならない。バタバタとする中で、そのうちそのうちと思いつつ放っておいたところ、ある日、部屋の隅に置いてある栽培キットの箱を見ると、なんだかフタの部分が盛り上がってゆがんでいる。そしてボール紙の箱の隙間から何やらはみ出してるではないか。まさか、と思ってフタを開けてみると、案の定、我慢できなくなったエリンギが勝手に成長して伸びていた。なかなか旺盛な生命力である。不細工な形になってしまったが、味は、あのエリンギそのものであった。
    二つ目は、栽培キノコとしては定番のシイタケである。こちらは「ほだ木」による栽培ものなのだが、友人が昨年の春頃?に買ってきて水をやったりしたものの、ウンともスンとも言わなかったらしく、うちでお預かりしていたものだ。庭の隅に放っておいて、半ば忘れかけていたのだが、今年の1月あたりにふと見てみると、何やらモコモコと出てきていた。冬の時期は降水量も少ないので、春先に収穫するまで、そのままあまり大きくもならずにいたのが写真のシイタケだ。これが「どんこ」というやつだろうか。おが屑栽培のものと異なり、柄の部分は強靱だった。
    最後は、ナメコ。これは先日、菌友がもう時期が遅いかも知れないがと言って「おみやげ」として持ってきてくれた、残り物のおが屑栽培キットだ。すでにモヤシのような干からびたようなナメコがいくつか顔を出していたのだが、真冬のキノコなので、この暖かさでは育たないのかなと思いつつも、霧吹きで水分を与えてみたところ、モリモリと成長し始めた。昨シーズンも天然ナメコには出会えずじまいであったが、販売されてる幼菌とは違う大人のナメコをこれで味あわせていただこうと思っている。


    2011/1/20 ※栽培エリンギ


    2011/3/2 ※栽培シイタケ


    2011/4/10 ※栽培ナメコ

    シーズン開始を告げる春キノコ

    去年の12月以来のアップになってしまった。冬の間のトリュフ探しやエノキタケ探しなどもできず、サボっていたらいつのまにか桜の季節に。桜の季節といえばアミガサタケだ。少し細かく言えば、桜が咲き始める頃のトガリアミガサタケと、桜が散る頃のアミガサタケという2つのメジャーな「アミガサタケ」があり、さらに細かく言えば全部で10種類くらいに分かれるようだ。
    トガリアミガサタケは、カサの部分が黒色でとんがり帽子のような形。もっぱらイチョウの木の周りに生える。ここに挙げた写真の菌はどうだろうか?干からびたギンナンが見えるように、イチョウの木の周りに生えていたのだが、カサが丸っこいものが多く、柄がカサに対してちょっと細めだ。キレイなとんがり帽子型もあったので、恐らくトガリアミガサタケでいいとは思うのだが、もしかしたら他の種類なのかも知れない。いずれにしても、この季節にしか味わえない旬の味覚として、パスタの具にして食してしまった。香りや味が濃厚なドライものと違い、フレッシュのモリーユは味・香りと食感が優しく、まさに春の味覚だ。
    ※ここにアップした個体は、図鑑などで調べた限りでは、アシボソアミガサタケが最も似ている種類のように思える。


    2011/4/6 (東京郊外)


    2011/4/6 (東京郊外)
    Eat-a Fungi.
    東京在住。キノコ中級者。いちばん好きなキノコはチャナメツムタケ。自由業。

    Eat-a Fungi

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    *このブログ中でのキノコの同定には間違いがある可能性もあります。天然キノコを食される場合にはご自身の責任においてご判断ください。 *福島第一原子力発電所事故の影響により富士山をはじめとする各地で天然キノコの採取に対する自粛の要請が自治体から出されています。このサイトは皆さまに各地での天然キノコ採取を薦める主旨のものではありません。くれぐれも、各自、自己責任でのご判断を願います。